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ハーツは「勝ちすぎると危ない」という変わったゲームです。トランプゲームというと強いカードを集めた人が勝つイメージがあるかもしれません。ところがハーツでは、ハートのカードやスペードのクイーンを取ると自分に点数がついてしまいます。点数を取らないように立ち回るゲーム、それがハーツです。
結論から言うと、ハーツは4人でトランプ52枚を使い、ハート1枚につき1点、スペードのクイーンで13点が加算されるトリックテイキングゲームです。目指すのは減点を防ぐこと。ただし全部のハートとスペードのクイーンを独り占めすれば逆に相手全員へ26点を押しつけられる「シュート・ザ・ムーン」という大逆転もあります。他にも様々なトリックテイキングがあるので、気になる方はトランプゲームの種類まとめもあわせてご覧ください。
当店でもハーツのルールを尋ねられることがよくあります。特に多いのが「カードを配ったあとに3枚渡すのはなぜ」という質問です。この記事ではその理由も含めて、準備から得点計算まで順番に説明していきます。

写真のトランプ: Black Rum Playing Cards(商品ページ)
♠準備
プレイヤーは4人。ジョーカーを抜いた52枚を使います。
親を決めたら、52枚を4人に13枚ずつ配ります。全員が同じ枚数を持つ形です。
配り終えたら、各プレイヤーは手札から3枚を選び、隣のプレイヤーに渡します。この「パス」がハーツの最初の駆け引きです。強いハートやスペードのクイーンを手放すか、逆に相手に押しつけるか、ここで方針が分かれます。
パスの方向は毎回同じではありません。1周目は左隣へ、2周目は右隣へ、3周目は向かいのプレイヤーへ、4周目はパスなし。この4パターンを繰り返します。方向が変わることで、同じ手札でも渡す相手ごとに違う判断が必要になります。
♥遊び方
- クラブの2を持つプレイヤーから最初のトリックを始めます。クラブの2を出すところからゲームがスタートします。
- 他のプレイヤーは、手札に同じスート(クラブ)があれば必ずそのスートを出します。手札にクラブがない場合のみ、他のスートを出せます。
- 最初のトリックでは、ハートとスペードのクイーンは出せません。ただし手札がその2種類しかない場合は例外的に出せます。また2巡目以降も、それまでに誰かがハートを場に出す(ハートが「割れる」)までは、ハートをトリックの最初のカードとして出せません。手札がハートだけの場合は例外です。この扱いには細かな地域差があります。
- 4人が1枚ずつ出し終えたら、最初に出されたスート(リードスート)のカードの中でいちばん強い数字を出したプレイヤーがそのトリックを取り、獲得したカードを自分の前に置きます。
- トリックを取ったプレイヤーが次のトリックの最初のカードを出します。以降は同じスートに合わせて出す(相手のスートに従う)というルールを続けながら、13回のトリックを繰り返します。
- 13枚のカードが全て出し終わったら得点を計算します。ハートは1枚につき1点、スペードのクイーンは13点。取ったカードの点数を合計し、その回の失点として記録します。
- もし1人のプレイヤーが13枚のハート全てとスペードのクイーンを独り占めした場合は「シュート・ザ・ムーン」が成立し、そのプレイヤーは0点、他の3人には26点ずつが加算されます。
- 誰かの合計点が100点に到達した時点でゲーム終了。最も点数が低いプレイヤーが勝ちです。
♦よくある質問
Q.ハーツは何人で遊びますか
基本は4人です。人数調整のバリアントも存在しますが、地域差があるため、まずは4人での標準ルールから覚えるのがおすすめです。
Q.シュート・ザ・ムーンはどうやって決めますか
そのラウンド中に13枚のハートとスペードのクイーンを、他の誰にも取られずに全部自分のトリックで回収できれば成立します。狙って達成するのは簡単ではなく、成功すると一気に形勢が入れ替わる場面になります。
Q.最初に出すカードや最初のプレイヤーはどう決まりますか
最初のトリックはクラブの2を持っているプレイヤーから始まります。2回目以降のトリックは、直前のトリックを取ったプレイヤーが次の最初のカードを出します。
♣遊ぶトランプを探すなら
ハーツはルールを覚えてしまえば、あとは手元のカードの感触だけで場の空気が変わっていくゲームです。当店の店頭でも、4人が集まる場面で「ハーツができるデッキはどれですか」と聞かれることがよくあります。
雰囲気を大事にしたい方には Black Rum Playing Cards を。ダークで大人びた色合いが、ハートやスペードのクイーンをめぐる駆け引きによく似合います。にぎやかな絵柄で場を盛り上げたいなら Boney Island Playing Cards by Magic Apple も候補になります。トロピカルな骨のモチーフが独特の存在感を放つデッキです。
まずは扱いやすい一組から始めたい方は定番のトランプを、見た目にもこだわりたい方はいろいろなデザインのトランプを覗いてみてください。

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